Uber Eats はチーム! 注文回数 100 回超えのリピーターを獲得したカツ丼専門店
かつどんのかつどん家
松浦洋平 氏
仙台で長年愛され続けている「かつどんのかつどん家」。2000 年の創業以来、地域に根ざした営業を続けながら、オリジナリティのあるカツ丼やボリューム満点の定食メニューでファンを増やしています。そんな同店がさらなる成長の手段として取り入れたのが Uber Eats です。自社配達をすでに行っている中での導入について、その背景や成果、個人店から見た Uber Eats の利点についてお話を伺いました。
ニーズに応えて地域で愛されるお店に
-ユニークな店名ですが、まずお店について教えてください。
会社員をしていた私の父が脱サラをして 2000 年にオープンしたお店です。地域の方とのつながりもない中で、お客さまに来ていただくためには何か特徴が必要だと考えて、とんかつ屋ではなく、カツ丼専門店にしたそうです。当店は仙台の中心街からは少し外れたところにあり、人通りの多い立地ではないのですが、近隣の企業で働いている方々がランチを食べに来てくださいます。あとは、東北大学の運動部の方や、休日はファミリーで来られる方もいらっしゃいます。
-どのようなメニューを提供されていますか?
父が言うには、オープン当初はなかなか集客がうまくいかず、ひいきにしてくださっていたタクシードライバーの方が毎日通ってくださっていたそうです。そうなると毎日カツ丼というわけにもいかないので、ご要望に合わせてどんどんメニューを増やしていき、現在はカツ丼だけではなく、カレーや定食も提供しています。また、カツ丼のバリエーションも増やしていて、オリジナリティがあるものを提供しています。その中でも、「蒙古カツ丼」という麻婆豆腐をかけたカツ丼があるのですが、ボリューム満点で当店の名物商品となっています。
特にこだわっているのは、やはりカツです。ブランド豚を使用すればもちろん味はおいしくはなるとは思いますが、価格も上がってしまうため、当店では別のアプローチでお客さまに満足していただけるように工夫をしています。それが「肉の厚み 」です。しっかりと厚みのある豚肉を使用することで、食べ応えのあるカツに仕上げています。噛んだときの満足感やジューシーさが大事。その厚みを出すために、精肉店ですでにカットされたお肉ではなく、ブロックの状態で仕入れて、店内で 1 枚ずつカットしています。
「待っていても仕方がない」Uber Eats で広く知ってもらう
-Uber Eats を導入した理由を教えてください。
1 番の理由は、認知を広げることです。当店は仙台駅から徒歩で約 20 分の距離なので、すごく遠いわけではないのですが、認知はされにくい場所にあります。集客で困っていたときに「待っていても仕方ない」という気持ちで自社配達も始めたのですが、Uber Eats の導入もその延長にあります。Uber Eats はアプリの利用者数も多いので、もっと多くの方に当店を知ってもらえるきっかけになるんじゃないかと思って導入しました。
-導入することへの不安はなかったですか?
その前から自社配達はしていたので、容器の用意もありましたし、特に不安はなかったです。スキー場にお店を出したことがあり、大勢の方が一気に来店される経験もあったので、オペレーションについても問題ないだろうと思っていました。1 つ不安点を挙げるとすると、当店のメニューはボリュームが多いので、配達パートナーさんが運んでくださっている間に容器から中身があふれてしまう心配はありました。なので、梱包時にラップできちんと包むことで懸念を解消しています。
配達エリアによってすみ分けができています。配達パートナーさんにどのあたりに配達されるのかをたまに聞くことがあるんですが、「そんなところまで行ってくれるんだ」と思うことがあります。Uber Eats だと自社配達よりも遠くにいるお客さまに届けることができています。一方で、自社配達は昔から利用してくださっている馴染みのお客さまが近隣にいらっしゃるので、そのニーズにはこれからも応えたいと思っています。
スピードを意識してリピーターを獲得
-貴店は注文者からの評価平均が 4.7、キャンセル率が 1% 未満と高い水準を維持し、Uber Eats から表彰されています。その成功の秘訣を教えてください。
意識しているのはスピードです。商品自体はもちろん大事ですが、デリバリーにおいては時間もクオリティの一部だと考えています。お客さまも、配達パートナーさんもお待たせしないということをスタッフ全員で心がけており、そこが当店の強みだと感じています。
1 つは、注文処理のスピードを上げるためにプリンターを導入しました。それだけでもかなりオペレーションがスムーズになったと思います。もう 1 つは、スキー場に出店したときに学んだのですが、どのくらい注文があるかを予測して、できる範囲の用意をあらかじめしておくことです。Uber Eats の担当の方と連絡を取り合って、キャンペーンが始まるから注文が増えそうだとか、そういったことも考えながら、うまく運営ができていると思います。
-選ばれるお店になるために、何かされていることはありますか?
Uber Eats 上ではカツ丼系のメニューしか出さずに、専門店であるというところを強く打ち出すようにしています。その中でも、カツ丼は食べやすいあっさり系、ガッツリ食べたい方には蒙古カツ丼のようなものなど、お好みに合わせて選んでいただけるようには意識しています。お陰様で Uber Eats を始めたことで実店舗の売り上げに上積みができていて、今ではなくてはならないものになっています。Uber Eats を始めてから私が驚いているのはリピーターの方が多いことです。100 回以上ご注文してくださっている方がいて、ありがたいですし、うれしいですね。
伴走してくれる存在がいるという安心感
-Uber Eats のサポートについてはいかがですか?
導入して初めて分かったことですが、担当の方がいることの安心感はあります。キャンペーンへの参加やその打ち出し方など、Uber Eats の活用についてはもちろんですが、お店のことを一緒に考えてくださっていて、すごく心強いです。物価高で値上げを考えなければいけないときなど、一人だと後ろ向きになりそうなときもありますが、いろいろ話しているうちに気持ちが楽になったり、励ましていただいたりしています。Uber Eats を同じチームだと思っています。
-今後の取り組みについて教えてください。
Uber Eats を導入したことで、それまで認知されていなかった方にも当店のカツ丼を届けることができているとは思いますが、それをきっかけにお店にも足を運んでいただけるとうれしいので、その集客方法を考えたいです。あとは、メニューや見せ方の改善にも取り組んでいきたいです。私の予想ですが、当店の場合は Uber Eats で注文してくださっているお客さまの多くは男性だと思っています。でも、女性でもガッツリ食べたいときはあるはずなので、メニューに幅を持たせたり、魅力的に見せたり、「どうすれば選んでもらえるか」といった視点で、試行錯誤していこうと考えています。
取材後記
取材当日、東北大学の卒業式があり、式の後にお店を訪れていた学生の方にお話を伺うことができました。運動部に所属し、在学中ずっとこのお店に通っていたそうで 、同じ部活のメンバーの中では「どん家」と呼ばれていたとのことです。「ガッツリ食べられるし、早い・安い・うまいがそろっているんですよ」と、お店の魅力を笑顔で語ってくださいました。店内にはお客さまのお子さまが描いた絵が飾られており、地域の方に親しまれている様子が伝わってきました。
かつどんのかつどん家が親しまれている理由は、提供スピード、ボリューム、メニューのバリエーションなど、お客さまのニーズに対して誠実に応え続けてきたことにあるのかもしれません。その積み重ねが、店頭でも Uber Eats でも「選ばれる理由」につながっています。
Azusa Miura