人材と企業文化に関するレポート(2021 年度)
アクションに移す年
Uber 創立初期より、「ボタン一つで乗車サービスを利用する」という簡単なやり取りで人々の生活を変えてきました。そして今、それがさらに重要な意味を持つものとなっています。Uber では、世界がより良い方向に進むための方法を見つめ直しています。私たちは、誰もが身体的、経済的、社会的に自由かつ安全に移動できるようになるべきだと考えています。そのためには、社内とプラットフォームの両方において、人種差別と戦い、完全な公平性の擁護者となる必要があります。より安全で、より包括的な会社を作り上げ、サービスを提供するすべてのコミュニティの強力な支援者となるために、当社のグローバルな展開、テクノロジー、データ、そしてそれ以上に重要な、私たちの声を活用していかなければなりません。
2020 年は非常に困難な 1 年となりました。これは、Uber と社会が、新型コロナウイルスのパンデミックと、人種に対する世界的な再考による健康と経済状況への大きな変動に対して、より幅広く取り組む必要があったためです。新型コロナウイルスが社会に深く根付いてきた不公平を明らかとするものであったため、その壊滅的な影響は一様に感じられるものではありませんでした。それでもなお、Uber は従業員、各都市、乗客、ドライバー とドライバー パートナー、レストラン、ビジネスとのつながりのためにプラットフォームを使用する販売業者をサポートするよう努めてきました。
多様性に対するリーダーシップによる取り組み
さらなる公平性の創出は、当社の CEO である Dara Khosrowshahi が 2021 年に確立した社内全体における優先事項 6 つの内の 1 つです。これは、Uber の人種多様性を高め、より積極的に反人種差別企業となり、Uber がサービスを提供するコミュニティと協力し合うことを意味します。エグゼクティブ リーダーシップ チームのメンバー全員が、これを実現するために自分の役割を果たし、その中でも、特に組織全体によるサポートの下で行われている事を認識しています。多様性、公平性、インクルージョンを高めることが会社の戦略の中核であり、それに対するコミットメントはトップ ダウンで行われます。
Bo Young Lee、チーフ ダイバーシティ & インクルージョン オフィサー
「進歩には時間がかかることはわかっています。しかし、解決策の欠如が減速の理由ではありません。企業が人種差別や白人至上主義の行動に反対する勇気を持ち続けることができない時、その歩みに影響が及ぶのです。個人や企業は、急速な変化が見られない場合に勢いを失います。しかし、ゆっくりとした変化こそ最も持続可能なものです。不平等や人種差別は一朝一夕に生まれたものではなく、簡単に解決できる問題ではありません。この働きかけに、終わりはないのです。献身的に取り組みを続ける事で、変化が起こると信じています。Uber は常に、継続的に行動に取り組む姿勢を持ち続けてきました。これにより、初期の成功を収める事ができました。
私たちは、未だかつてないほど非常に独特な時代を生きています。変革のために最大限の努力を行っていきましょう。」
最高経営責任者、Dara Khosrowshahi
「人や物の動きを担う企業である Uber の目標は、物理的にも、経済的にも、社会的にも、誰もが自由で安全に移動できるようにすることです。そのためには、社内外を問わず公平性の擁護者となるべく、社会全体に蔓延する人種差別との戦いを支援する必要があります。
「私たちにとって明確なことは、製品だけで公平さと平等を向上させることを望むことはできないということです。私たちは、より積極的な反人種差別企業となり、より安全で、より包括的な会社とプラットフォームを実現し、サービスを提供するすべてのコミュニティへの誠実な協力者となるために、私たち自身のグローバルな広がり、当社のテクノロジーやデータを活用して、より早い変化をうながしていく必要があるのです。」
Uber の労働力に関する統計
次に示すのは、過去 3 年間の当社の従業員詳細内訳です。
チャート | 世界の性別および米国の人種/民族の表象
チャート | 当社の役員職における割合⁴
労働力の多様性 (グローバル)¹
労働力における多様性(米国)²
労働力の多様性 (地域別)
労働力の多様性 (グローバル)¹
労働力における多様性(米国)²
チャート | 新入社員における割合⁵
新入社員における割合
新入社員の人種別の割合
多様性とインクルージョンのレポート
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