2022 年人と文化に関するレポート
人材と企業文化への投資
2017 年、Uber は一旦立ち止まり、今後の方向性について熟考を重ねました。それは、現在の Uber のあり方を形作る転機だったと言えるでしょう。Covington による報告書は、事業のあらゆる側面を包み隠さず照らし出し、改善すべき点を明らかにするものでした。紛れもない事実が厳しく指摘され、Uber にリーダーシップの責任の再定義、従業員ポリシーと慣行の変更、企業文化の再構築など、向かうべき方向が明確になりました。時間とともに徐々に持続可能な変化を起こしていくことで、Uber は企業文化を再構築し、その形を変えてきました。その 5 年後となる今、多様性の実現により Uber はさらなる躍進を遂げ、公平かつ包括的な環境を醸成することで世界をよりよい場所へと導きます。
現代は従業員が選択肢を持つことのできる時代です。無関心に他社の真似をするだけでは十分ではありません。過去 5 年間において最も重要な企業文化の変革は、Uber で何よりも貴重な資産である人材への投資でした。Uber は、常に帰属意識、目的、成長、信頼を育むための環境づくりに取り組んでいます。本年のレポートを作成するにあたり、何が人材や企業文化を形成するのか深く洞察することに重点を置きました。
多様性に対するリーダーシップによる取り組み
Uber は人種の多様性を高め、人種差別反対企業およびアライとして、より積極的にコミュニティと協力し合うべく取り組んでいます。当社のエグゼクティブ リーダーシップチームはこれを実現するため、目標を設定し、チームの多様性実現の進行状況を追跡しています。
「過去 5 年間には、進歩が遅く、実現不可能なのではないかと感じた瞬間がいくつかありました。今にして思えば、私たちの変化の速度は息をのむほどでした。特に経済的、社会的、市場の変化は、直線的な道のりであったとは言えないものの、確実に進化を遂げています。必要であれば、Uber はいつでも進行方向を調節する準備ができています。特に現在のような世界が二極化して不安定となっている時代は、多様性、公平性、包括性を進めていく企業としての役割が、かつてないほど重要性を増していると言えるでしょう。」
ダイバーシティ&インクルージョン最高責任者 Bo Young Lee
「Uber の使命と価値観は、どのような人材を惹きつけ確保するかを決定する企業としての原動力になります。私たちが求める人材は、Uber の使命にインスピレーションを得、価値観を共有する人々です。それでこそ最高の仕事ができるようになり、世界への影響力を持つことができるようになるのです。しかし、説得力のある使命や魅力的な価値観を書面にするだけでは十分ではありません。従業員の日常の経験に生かされてこそ、初めてその真価を発揮するでしょう。Uber は、従業員が業務のあらゆる段階で企業理念を感じることができ、個人として、そしてコミュニティの一員としてそれを役立たせることができるように、組織全体で取り組んでいます。従業員と事業を共に成長させるエコシステムの設計に尽力しています。」
最高人材活用責任者(CPO)Nikki Krishnamurthy
Uber の労働力に関する統計
Uber では従業員統計データの追跡に努めており、女性の世界的な比率の向上や、米国における過小評価グループの比率の向上にについても責任を負っています。向上のグラフは必ずしも直線的とはいえませんが、当社取締役会と連携し、指標と関連する進捗の継続的な監視を行っています。
世界各国における多様性¹
労働力の多様性(世界各国)
労働力の多様性(米国)
労働力の多様性 (地域別)
リーダーシップの人材における多様性
労働力の多様性 (グローバル)¹
労働力における多様性(米国)²
新入社員における割合
新入社員における割合
新入社員の人種別の割合
¹数字は以下の日付における人口統計データを反映しています:2022年は2021年12月31日時点、2021年は2021年3月31日時点、2020年は2020年8月31日時点、2019年は2019年3月31日時点。過去の労働力統計データに関する追加情報は、各レポートで確認できます。時間枠とカテゴリの定義に関する情報を含むより詳細な人口統計データについては、Uber の人材と企業文化に関するレポートをご覧ください。
過去の人材と企業文化に関するレポート
Uber では毎年、「人材と企業文化に関するレポート」を発行し、人的資源の管理、多様性、公平性、包括性、社風へのアプローチに関する情報を共有しています。最新の多様性に関するデータと、目標に対する現在の進捗状況をまとめました。レポートは、労働力に関するデータと人的資源の活用で透明性を高めるための取り組みにおいて、重要な要素となります。過去数年間の完全なレポートを確認するには、以下のリンクをご覧ください。
2022 年人と文化に関するレポート
人材と企業文化に関するレポート(2021 年度)
人材と企業文化に関するレポート(2020 年度)
2019 年の多様性とインクルージョンのレポートを見る