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Uber での排出削減量の算出方法

Uber では、 ゼロエミッションプラットフォームの実現に向けた進捗状況を明確にすることを目指しています。これには、当社による算出結果の根底にある方法論について透明性を保つことも含まれます。そのため、このページでは乗車 1 回あたりの排出量に加え、特定の乗車オプションによって削減される排出量の見積もり方法に関する概要を説明しています。

排出量算出の範囲

Uber が算出する排気管からの CO2 排出量は、完了した乗車における乗客の乗車地点から降車地点までのものです。乗客は、乗車時を除くドライバーの走行距離を管理することがほとんどできないため、Uber は乗車中の距離に重点を置いています。排気管以外からの排出量に関して Uber が影響を及ぼせる範囲はより限定的であるため、ガソリンをガソリンスタンドに輸送する車両などの排気量は除外されます。輸送部門では、CO2 が化石燃料燃焼関連の温室効果ガス(GHG)の 99% を占めているため、計算上では非 CO2 GHG を省略して簡略化しています。

乗車 1 回あたりの排出量

Uber では、(1)乗車オプション(Uber Green など)の平均的な車両における 1 マイルあたりの平均排出量、(2)記録された走行距離に基づいて 1 回の乗車あたりの推定排出量を算出しています。この方法を採用することで、推定排出量を合理的に見積もることができます。

1 マイルあたりの平均排出量は、可能な限り Uber の気候評価および実績レポート(CAsPR)の方法論を使用して算出されます。たとえば、車両識別番号(VIN)を認識できる場合、Uber はその情報を使用してより詳細な排出量データを取得します。CAsPR の方法論を使用して標準車両と低排出車両の違いを特定するのが困難な場合(主に米国/カナダ/ヨーロッパ以外)、車両の走行記録を使用して車両の燃料およびエンジンタイプを推定します。たとえば、Uber Comfort Electric の配車を少なくとも 10 回完了している車両は電気自動車、Uber Green の配車を少なくとも 10 回完了している車両はハイブリッド車として計算されます。エンジンタイプがバッテリー電気または燃料電池と推定される場合は、関連する排出量を 0 として計算します。ハイブリッド車については、通常の内燃車と比較して 33% の排出量削減効果があるものとして計算されます。また、Uber Green だけでなく UberX にも電気自動車およびハイブリッド車が含まれている状況をより正確に計算に反映するため、推定排出量を算出する際にはフリート構成などの他の要因も考慮されます。

記録された走行距離は、GPS 座標に基づいて推定されます。GPS データエラーの影響を最小限に抑えるため、Uber ではマップマッチングを使用した計算方法を採用しています。

削減量の見積もり

排出ガスの「削減量」とは、低排出量の乗車オプションを直接リクエストすることで、乗客が回避した排出量を表します。排出ガス削減量は、Uber アプリの低排出量の乗車オプションと標準排出量の乗車オプションとの間の CO₂ 排出量の差として算出されます。たとえば、Uber Green、UberX シェア(Uber Pool とも呼ばれる)、マイクロモビリティの乗車による排出量を UberX の乗車によるものと比較し、Uber Comfort Electric による排出量を Uber Comfort によるものと比較しています。UberX または Uber Comfort が利用できない地域の場合、価格帯と利用状況に基づいて最も類似した車両を選択します。UberX シェア(Uber Pool とも呼ばれる)については、他の乗客とマッチングされた乗車のみをカウントしています。また、マッチングによる乗車と個人で直接目的地に向かう乗車を比較して、排出ガスの削減量を見積もっています。マッチングされた乗車の実際にシェアされた部分の走行距離は、乗客グループ数全体に分散されています。すべての乗車オプションにおいて、1 キロ未満の乗車の排出ガス削減量は考慮されていません。

排出ガス削減量とは?

乗車オプションの平均排出量(1 マイルまたはキロメートルあたりの gCO2)は時間の経過とともに変化し、都市によって異なるため、各都市の乗車オプションごとに算出され、毎月更新されています。特定の都市での乗車数が平均排出ガス効率の計算に十分でない場合は、その乗車オプションにおける国レベルの平均排出ガス効率を使用します。

排出ガス削減量は、2021 年初頭以降の乗車回数に基づいています(2022 年 7 月から始まった Lime を除く)。乗客が 2021 年 1 月以降にユーザー登録した場合、乗客がユーザーになってからの乗車に基づいて削減できた量が見積もられます。

まれに、排出ガス削減量のがマイナスになることがあります(たとえば、UberX シェア(Uber Pool とも呼ばれる)の迂回路が予想よりも長くなったなど)。削減量の負の値は、全体的な計算には含まれていません。

同等性の計算

同等性は次のように計算されます。