Uber プラットフォームにおける自動運転モビリティおよび配達の安全ガイドライン

Uberの自動運転モビリティ&デリバリーに関するビジョン
Uber の使命は人やモノの移動をより良い形へ進化させることにあり、自動運転車両の導入もそうしたビジョンの一環です。従来型の車両と並んで AV が稼働するハイブリッドネットワークの一部として、AV が今後 Uber の事業にますます貢献していくものと考えています。このハイブリッドネットワークのアプローチには、輸送および配送の利用機会を広げ、安全性をさらに高め、新たなユースケースを切り拓く可能性があります。AV が普及する未来においても最良のモビリティおよび配送サービスを提供し続けられるようにすること、それが Uber の目指すところです。

Uber のアプローチは、自動運転車両の開発者、フリート運営者、各都市と連携し、以下のような自動運転サービスと利用者をつなぐことです。
- お客様やパートナーにとっての新たな機会の創出と生産性の向上
- セキュリティ、プライバシー、安全性に関する Uber 独自の高い水準の達成
- コミュニティにおける公平性と環境面での好ましい成果の促進
安全への取り組み

Uberでは、安全に関して常に努力を続けています。安全はあらゆる交通手段において重要な要素であり、モビリティとデリバリーにおける安全促進の役割を真剣に受け止めています。今後、プラットフォームや皆様のコミュニティに新たな自動運転車パートナーを導入していくにあたり、安全を最優先事項としていきます。
当社の提携先は、安全を最優先に、自動運転車を稼働させるために必要な技術を開発・構築しています。Uber では包括的な安全プログラムも導入しており、モビリティおよび配達の各ユースケースにわたり Uber ネットワーク上で展開・運用する前に、候補となる提携先の安全への取り組みを審査しています。
Uber プラットフォームにおける自動運転モビリティおよび配達の改定版安全ガイドラインのご紹介
Uber において、安全性とはチェック項目のひとつではなく、あらゆる活動に組み込まれた価値観です。3 年前に自動運転モビリティプロバイダー向け安全ガイドラインを発表して以来、このフレームワークは、私たちのプラットフォーム上で運行するすべての自動運転車両の指針となってきました。新たなモビリティや配送のテクノロジーが次々と登場するなかで、一貫性、説明責任、そして社会からの信頼を確保するうえで、確かな役割を果たしてきています。このたび、その実績ある基盤をさらに発展させたアップデートをお知らせできることを大変嬉しく思います。長年にわたる運用上の知見と、新たな自動運転サービスの導入から得られた学びを反映した内容となっています。今回拡張された対象範囲は、新たなテクノロジー、配送モード、そして安全分野を取り込みつつ、大規模な事業を安全に運営する方法を既に定義している基本原則を土台としています。
自動運転車両に関する規制は進歩を続けており、Uber はその前進を歓迎します。コンプライアンスは私たちにとっての到達点ではなく、出発点です。Uber のガイドラインは、規制の枠組みや業界のベストプラクティスと協調して機能し、パートナー、テクノロジー、地域を越えた一貫性を確保します。これは、政策のみならず、Uber がサービスを提供する人々や地域社会に対する責任に基づき、私たち自身とパートナーにより高い基準を課していくための仕組みです。
次の章に備えて
AV テクノロジーの進化に合わせてフレームワークも進化していかなければなりません。もっとも重要な点について明確さを高め、現場ごとの特性を踏まえ、新たな領域へと範囲を広げていく必要があります。これらのアップデートを総合すると、既に機能しているフレームワークがさらに強化され、テクノロジーや期待の変化に対して、常に先手を打ち続けられるようになります。 自動運転モビリティおよび配送に関する安全ガイドラインは、以下の点を反映するかたちで改訂されました。
- AI 関連標準への対応
- AV 業界の安全基準の進化への対応
- 歩道走行ロボットにおける食品安全
- 配送ドローンの安全性強化
Uber が改訂した自動運転モビリティおよび配送プロバイダー向け安全ガイドラインには、3 年にわたる自動運転車両の実地展開で得た知見と、AVSC、SAE、IEEE、ISO などの業界標準化団体とのより緊密な連携が反映されています。新版では、パートナーが自社の安全アプローチをどのように示すかについて期待水準を高め、テストや検証手法の透明性を向上させるとともに、空路配送のような新しいサービス形態に関するガイダンスを拡充しました。進化するテクノロジー、規制面の進展、そしてベストプラクティスを定義するうえで Uber が果たす積極的な役割を反映して練り上げられた改訂版は、Uber プラットフォーム上の自動運転サービスにおける安全性、説明責任、責任ある成長へのコミットメントをあらためて示すものです。
自動運転モビリティとデリバリーの安全プログラム
自動運転でない車両については、連邦政府の規制基準が車両の設計を定め、州および地方の規則がフリートの運用を定めています。一部の地域を除き、自動運転車の商業運用に関する規制枠組みは、いまだ策定中です。
規制は今も進化を続けていますが、Uber プラットフォームに関わるあらゆる業務において、パートナー候補の各社が自動運転の安全性にどのように取り組もうとしているのかを Uber 自身が把握するために、独自の手段を講じることもできます。
したがって、AM&D Safety Programの目標は、次のような安全の枠組みを導入することです:
- パートナー候補による安全性への取り組みを把握するための、包括的かつ実践的な戦略を定義
- 業界の安全基準やベストプラクティスに基づく、一貫性のある評価プロセスを構築
- モビリティおよび配送領域において、自動化・自律型ロボットや車両が Uber ネットワーク上で運用を開始・継続するための基準を策定
本プログラムは、3段階(まず計画、次に実証、そして最終的に運用)で構成されており、安全性の実績について明確な報告を伴います。本プログラムでは、各段階で順守すべきAVフリートパートナーの義務を定めています。

安全計画評価枠組み
Uber の安全プログラムにおいて安全計画を活用する点はどの事業者にも共通していますが、安全性への取り組み方はパートナーごとに大きく異なる場合があります。そのため、Uber AM&D の安全性評価では、すべてのパートナーの安全性に関する成果を測るための単一の安全基準や、単一の指標・しきい値を定めることはしていません。むしろ AM&D セーフティチームは、各パートナーが計画している事業範囲を参照しつつ、それぞれのパートナーの安全計画をその実態に即して評価することを目指しています。安全計画の評価フレームワークは、互いに補完し合う 3 つの安全コンポーネントで構成されています。これにより Uber は、安全性に関する指標や検証・妥当性確認の手法といった個別のトピックだけを評価するのではなく、パートナーの安全性に対する包括的なアプローチを評価できるようになっています。

コラボレーションが切り拓く未来
安全性の革新は単独では実現できません。自動運転車両の開発者、自動運転フリート運営者、OEM、規制当局、研究者、ユーザーをはじめとする分野横断的なステークホルダーとの協働を通じて築き上げられるものです。そして、それこそが私たちが取り組んでいることです。
自動運転車両を展開するのにもっともふさわしい場所は、信頼、透明性、そして責任の共有の上に築かれた場所です。それこそが、私たち Uber がサービスを提供するすべてのコミュニティで、すべてのパートナーとともに日々築き上げているものです。
最終的に、こうした協働の取り組みは、プラットフォーム上のパートナー全体にわたって、安全性に対する透明性が高く、一貫性があり、徹底したアプローチを促すことで、自動運転車両の安全な社会実装を後押しするものとなるはずです。

Uber プラットフォームにおける自動運転モビリティおよび配送プロバイダー向け安全ガイドラインの詳細は、こちらからレポート全文をダウンロードしてください。
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