Uber の電動化に関する最新情報
2026年第1四半期更新: このページには、2021年第1四半期の初めから2026年第1四半期の終わりまでにUberで完了した内燃機関車およびゼロエミッション車(ZEV、バッテリー式電気自動車など)による乗車に関する指標が含まれています。このレポートの対象範囲はUberのモビリティ事業(ライドシェアリング)のみであることにご注意ください。
ゼロエミッションに向けた取り組みの追跡
ゼロエミッションのプラットフォームへの移行に向けた Uber の意欲的な取り組みは開始から 6 年を迎え、着実に進展を遂げてきました。Uber は既に、ゼロエミッションの乗車サービスを世界中で提供するプラットフォームになっています。そのカバー範囲は業界トップで、Uber で稼働するドライバーの間では、カナダ、欧州、米国の平均的なドライバーと比較して 5 倍のスピードで電動化が進んでいます。
Uber は電動化への移行に関連するプログラム、プロモーション、パートナーシップ、サービスの強化に数億ドルの投資を行い、それに見合った成果を上げています。電気自動車(EV)の運用コストの低下や電気自動車に対する乗客の需要の高まりにより、世界中で何千人ものドライバーが収入を増やしています。Uber で初めて EV の乗車サービスを体験する乗客が増えており、世界各地で電気自動車の普及・導入の促進に貢献しています。Uber の乗車サービスを利用したユーザーの満足度調査によると、EV の乗車サービスを「満足度がもっとも高い」と評価する乗客もおり、電気自動車を選択する乗客は増加しています。
政府と業界が連携して経済性を向上させることで、EV の普及が加速することが Uber のデータで示されています。たとえば、アムステルダム、ロンドン、バンクーバーなどの都市では、政策的配慮、業界投資、強力な充電ネットワークの足並みが揃い、現在 Uber サービスの走行距離の 3 分の 1 以上で電気自動車が利用されています。
こうした大きな進展が見られるものの、全面的な電動化を達成するには、依然として高い障壁があります。今回の調査で初めて、米国とカナダでの EV の走行距離が占める割合に減少が見られました。これは、セクター全体のトレンドを反映するもので、EV 購入に対する米国連邦税額控除の段階的廃止・縮小のタイミングとも一致します。高額な初期費用、ローン、保険料、充電インフラの不足や利用の複雑さ、一貫性のない政策環境が、EV 導入の普及を引き続き妨げています。結果として、モビリティサービスと配達における 2025 年の目標をすべて達成することはできませんでした。また、現在の傾向を踏まえると、2030 年の目標も、政府と業界全体で連携して対応を強化しない限り達成できません。
当初から述べているように、気候変動対策はチームスポーツであり、進展には連携した取り組みが不可欠です。こうした逆風に直面しながらも、未来は電気自動車にあると Uber は考えており、特に官民投資が協調的に実施されている都市を優先して、この移行に引き続き投資していく予定です。
重要な手段の多くは当社の管理下にはありませんが、Uber は引き続き、この移行に全力で取り組み続けます。それは正しい行動であるだけでなく、Uber のビジネスに、ユーザーに、都市に、そして社会全体に直接的かつ戦略的な利益ももたらすからです。Uber は手頃な料金で利用できる充電設備の拡大に向けた投資を行い、Uber を利用できる都市での電動化および自動化をサポートしていきます。今後、自動運転(電気自動)車両の普及がさらに進み、大規模な電動化を達成するための大きな追い風になるはずです。
これまでの進捗、主な分析データ、2026 年以降の重点分野に関する最新情報を以下でご覧いただけます。
Uber 電動化およびサステナビリティ部門グローバル責任者、
Andrew Cornelia
、2026 年 4 月 17 日
ZEV ドライバー
2026 年第 1 四半期に、世界中で 33.9 万人を超える ZEV ドライバーが Uber アプリでサービスを提供しました。1 年前の同じ期間と比較して、47% 以上増加しています。

指標:2021 年第 1 四半期以降 Uber で稼働した ZEV ドライバーの月間平均値(四半期別)。Uber アプリを使用しているドライバーは、月に 1 回以上の乗車を完了した場合、その月に稼働したものとして計上されます。
ZEV の配車
2026 年第 1 四半期、ZEV のドライバーは世界中で Uber を利用して稼働し、1 億 5,400 万回を超える乗車サービスを提供しました。平均すると、Uber での ZEV による乗車サービスは 1 秒におよそ 20 回行われていることになります。2026 年第 1 四半期の総数は、1 年前の同じ期間に Uber で行われた ZEV での乗車サービス回数よりも 47% 増加しています。

指標:Uber アプリで手配され、ZEV ドライバーによって実行された乗車サービスの回数(2021 年第 1 四半期以降、四半期ごとに集計)。
ZEV の普及率
2026 年第 1 四半期には、ZEV のドライバーが完了した乗車サービスの走行距離が、欧州では全体の 17.9%、米国とカナダでは全体の 9.1% を占めました。アムステルダムやロンドンなど一部の都市では、プラットフォーム全体の走行距離の 40% 以上が ZEV によるものであることがわかります。この数字は、一般のドライバーに比べて数倍高い Uber ドライバーパートナーの ZEV 導入率を反映するものです。
しかし、今回の調査で初めて、米国とカナダでの EV の走行距離が占める割合に減少が見られました。これは、セクター全体のトレンドを反映するもので、EV 購入に対する米国連邦税額控除の段階的廃止・縮小のタイミングとも一致します。

指標:Uber アプリで手配されたすべての完了した乗車の走行距離に対して、ZEV で完了した乗車の走行距離が占める割合(2021 年第 1 四半期以降、四半期ごとに集計)。カナダ、欧州、米国のベンチマークデータは 2024 年時点のもの(この更新時点で入手可能な最新データ)で、国際エネルギー機関から提供されたものを使用しています。「BEV」とは、バッテリー式電気自動車を指します。
乗客輸送の炭素集約度
2025 年、Uber 利用による乗客 1 マイルあたりの平均 CO2 排出量は、欧州で 186 グラム(1 キロメートルあたり 116 グラム)、米国とカナダで 318グラム(1 キロメートルあたり 199 グラム)でした。2021 年と比較し、乗客輸送の炭素集約度指標は欧州で 19%、米国とカナダで 12% 減少しました。
カナダ、欧州、米国における乗客輸送の炭素集約度は、2024 年から 2025 年にかけて減少しました。これは、平均乗車人数が微増し、フリートの燃費効率が向上したことによるものです。
指標:乗客輸送の炭素集約度、つまり乗客 1 マイルあたりの推定 CO2 排出量は、Uber が使用する年間効率を示す指標であり、世界中の行政機関や企業での活用が広がっています。ライドシェアやオンデマンドのモビリティサービスにおいては、回送車の走行距離(乗客を乗せる前や乗車場所へ向かう際に発生する、乗客なしの走行距離)による排出量も計算に含まれます。
乗客輸送の炭素集約度の算出方法については、Uber の 調査方法解説書をご覧ください。Uber を利用する車両の平均燃費が欧州と米国・カナダで著しく異なることが、これらの地域における炭素集約度の差の主な理由となっています。欧州の Uber アプリで使用される車両は、ZEV やハイブリッド車の割合が高く、燃費にも優れています。加えて、米国では燃費報告基準がより厳格であり、さらに 2021 年以前に欧州市場で完了した乗車の炭素集約度を計算するための十分なデータがないことも要因となっています。