アジア地域で交通渋滞に費やす時間の累計が年間 13 日と算出

アジアの都市では、交通渋滞が年々悪化しており、 車をそもそも所有すべきなのかと懐疑的な人々が増えています。

アジアの 9 都市で 9,000 人を対象に実施した調査によると、人々は毎日 52 分間、交通渋滞に巻き込まれ、さらに駐車場を探すのに 26 分も費やしています。また、55% もの人々がライドシェアサービスが自家用車の代わりになりうると考えています。

昨年の調査結果では、10 人中 4 人が車を手放すことを検討しており、ミレニアル世代の間では、その比率がより高くなると報告されています。

Uber では、ボストンコンサルティンググループに、アジアの都市でライドシェアが広く普及することで、どのような利益がもたらせるのかを算出するよう依頼しました。

それによると、調査対象の 9 都市で、ライドシェアが自家用車の代わりとして実用化された場合、現在の全自家用車数の 40 ~ 70% が必要なくなると推定されました。それが実現すれば、多くの都市渋滞が大幅に改善され、一部の都市で渋滞問題がほぼ完全に解消されると考えられます。

Uber が公開した「Boxes」という最新の動画では、交通状況の不合理さを紹介しています。

ダンボール箱を車に見立てて表現するこの映像では、人々が動き回り、都市が箱によってあふれてしまう様子をユーモラスに描いています。約 500 人のエキストラを使ってバンコク市街で撮影され、サウンドトラックには、1967 年のディズニー映画「ザ・ジャングル・ブック」の「Bare Necessities」が使われています。

Uber のアジア太平洋地域担当 CBO(チーフビジネスオフィサー)であるブルックス・エントウィッスルは次のように述べています。
「このまま自動車の所有が続くならば、数年でアジアの都市は完全に停滞してしまう可能性があります。ライドシェアは、より多くの人々をより少ない車両に乗せられるため、交通渋滞の解決策のひとつになり得ます。都市機能の可能性を最大限に引き出すためには、皆で協力し合う必要があります。」

動画や調査結果などの詳細は www.unlockingcities.comよりご覧ください。