先日、Uber Technologies の CEO ダラ・コスロシャヒ (Dara Khosrowshahi) が来日しました。

2017 年 8 月の CEO 就任以降、初のアジア訪問となった今回、日本を最初の訪問先とし、安倍晋三首相や、トヨタ自動車株式会社 代表取締役社長 兼 執行役員社長の豊田章男氏などを表敬訪問しました。Uber 2.0 とも言われている Uber  の新たな事業方針のもと、最重要市場である日本において、タクシー事業者との連携を強化していくことを示しました。

また、当社への出資企業の一つである Geodesic Capital が主催する Geodesic Forum 2018 にも登壇し、元駐日大使のジョン・ルース氏と対談を行いました。同対談では、日本のタクシー事業者との連携を進め、日本全国で Uber の配車アプリを使えるようにすることのほか、自動運転車や VTOL(垂直離着陸機)による新たな交通テクノロジーの可能性について話し合いました。さらに、コスロシャヒが就任以来取り組んできた自社の企業文化の見直しと、Uber 2.0 を支える新たな Cultural Norms(企業行動規範)についても紹介しました。

今回の来日について、コスロシャヒは次のように述べています。

「日本市場を最重要視する Uber にとって、今回の訪問は非常に有意義なものとなりました。安倍首相には、40万人以上がUberのアプリを開いた場所を示した日本地図をお見せし、いかにUberがタクシー事業者との協業によって交通をより良いものにできるのかについてご説明しました。また、当社の大切なパートナーであるトヨタ自動車の豊田章男社長と友山茂樹副社長にもお会いし、自動運転に関して話し合いをすることができたと同時に、企業文化の創生について話を伺うこともできました。すでに東京を中心に着実に展開しているUber Eatsも、さらに拡大をしていく予定です。今回の来日を契機に、さらなる日本市場へのコミットメントを強めていく所存です。」