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ストーリー

町のために運転する – なかとんべつライドシェアドライバー 秋庭裕子さん

2017年6月7日 / 日本
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稚内から車で南に2時間弱の所に位置する、人口1,800人の町、北海道中頓別町で、UberのICTシステムを活用したライドシェア(通称: なかとんべつライドシェア)の実証実験が行われています。実際にライドシェアに関わるドライバー、利用者、代理配車担当者、町長の声を集めてお届けします。

 

町のために頑張っている人をサポートしたい

道の駅ピンネシリ内にある中頓別町観光協会で働きながら、シフトが休みのときや夜にドライバー用アプリを立ち上げ、ドライバーとして活躍する秋庭 裕子さん。2016年夏に「なかとんべつライドシェア」がスタートした時に役場の人から話があり、ドライバーとして登録しました。道の駅では代理配車も行っています。 カナディアンカヌーからミニバレー、茶道と趣味も豊富で、小さな体からは想像がつかないほど活動的。近隣の中学生をカヌーに載せて頓別川を下ったり、読書会を開催したりするなど、普段からボランティアも積極的にしているので、ドライバー登録に全く抵抗はありませんでした。「娯楽が少ないから」と、お祭りのときにはお化けに扮して子どもたちだけでなく大人たちまでも怖がらせたりするそう。町のために働くことやがんばっている人を応援することは苦になりません。

 

家にこもらず冬も気軽に出かけられるように

今までに乗せた利用者さんは60~80代の人たちがほとんど。病院の送り迎えが多く、またお風呂屋さんから家までや宴会の帰りなどの利用もあるといいます。「町が行っている健康教室やイベントなどにも、もっと気軽に利用して自由にいろいろなことに参加していただきたいですね。ご高齢の方のなかには免許を返納した後、家にこもってしまう人も多いので、なかとんべつライドシェアで外に出て、生き生きと生活していただきたいものです。足腰の悪い方でもどんどん出かけられるようにお手伝いしたいと思います」。 せっかくの健康教室やイベントが、交通手段がないせいで賑わいを見せないのはもったいない。とくに冬場は足元が凍って危なく、高齢者には転倒が大きな怪我につながり、寝たきりのきっかけになることも多いため、外に出なくなってしまう人も多いといいます。その点、玄関から玄関までで移動できるなかとんべつライドシェアはありがたがられ、「これなら冬でも安心して出かけられる」との声も多く挙がっています。

 

 いろいろな利用で町を、生活を豊かに

観光の足としても利用できるのではないかと、仕事柄、秋庭さんは常々考えています。ピンネシリ温泉や中頓別鍾乳洞、砂金掘り体験場など、町内の観光スポットがそれぞれかなり離れていて、観光協会に道を尋ねてきた人に説明してもうまくたどり着けなかったという悔しい経験もしています。町を知り尽くした町民ドライバー自ら案内すれば、確実に自慢の場所に連れて行けますし、現在はほぼ車で訪れるしかないところを、公共交通機関でやって来る観光客だって取り込むことができます。観光客の方々にとっても、町の住人が案内してくれれば、観光以上の楽しさが得られること間違いなしです。

また、町内で購入できる品物も限られているため、例えば名寄(なよろ)などの町外の大きな街に買い物に行くときにも使えるといいのだけれどという声もよくきくそうです。現在は町外からの利用はできないため、ドライバーと利用者の合意があれば行きは乗せて行くことができますが、迎えには行けないという問題があります。今後そうした問題が解決し、町外への往復利用もできる日がきたら、100㌔弱という距離などなんのその、自分も進んでドライバーとして運転したいと言います。そのほか、例えば何人かで乗り合わせてボウリングに行くなど、イベントやレジャーとしての利用もいいのではないかと思いは膨らみます。

利用者のなかには、なかとんべつライドシェアがあるからと免許を返納した人もいるといいます。「とくに冬道の運転は危険が伴いますから、ある程度年齢がいった方は免許を返納していただく方が良いと思います。それでもなかとんべつライドシェアがあるから不自由なく出歩ける、安心して返納できるというふうになってほしいですね。皆が気軽に出歩き、中頓別が、町民でも観光客でも、もっともっと賑わうようになったらいいなと思います。」

運転も人と話をするのも好き、生まれ育った中頓別も大好き。「一人暮らしのお年寄りも多いので、車内で楽しく会話をすることを心がけています。それでその方の1日がちょっといいものになればと願っています」。そして秋庭さん自身には「ありがとう」のひと言が何よりのご褒美。ドライバーをやっていて本当によかったと思う瞬間だといいます。

 
(あとがき)一男一女はすでに独立し、現在旦那様と二人暮らし。近所にご両親も住んでいらっしゃいます。中頓別のいいところを誰よりたくさん知っている秋庭さん。町民一人ひとりの心身の健康を心から願い、困っている人のために何かすることがごくごく自然にできる女性です。柔和な笑顔、素朴な人柄に、利用者さんも心から安心できる、頼もしくも優しいドライバーさんです。

投稿者: Uber Editor

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