
2016年5月26日(木)、京都府京丹後市にて、マイカーを活用した運送サービスである、 通称「ささえ合い交通」がスタートしました。Uberは、ICTシステムを提供することで、この取り組みをサポートしています。ささえ合い交通は、道路運送法第78条第2号に基づく「公共交通空白地有償運送」制度を活用したもので、利用者はUberのスマートフォンアプリを通じて配車いただけます。同制度とICTシステムの組み合わせは、全国初の試みとなります。
ささえ合い交通の開始にあたり、5月26日(木)に出発式と記者発表会が行われ、多くの方々が参加されました。
ほかにも、京都府副知事の城福健陽氏および京丹後市長の三崎政直氏、そしてUber Japan社長の髙橋からも祝辞がありました。
地元の利用者、東 美好さん(84)が初配車リクエストを行いました。
(左から、坂田 基司さん(ドライバー)、吉井 友義さん(ドライバー)、東 美好さん(利用者)、池田 香代子さん(利用者))
ドライバー: 坂田 基司さん(66)
「職業運転手を定年退職し、ささえ合い交通の趣旨に感動し、ドライバーをすることになりました。始まったばかりですが、地元の方々にとって最高のシステムだと思う。ぜひみんなに大いに利用して、喜んでもらえることを期待しています。」
ドライバー: 吉井 友義さん(64)
「仕事の関係で長い間この地域を離れており、帰ってきたことを機に地域の皆さまに貢献したいと思い、参加しました。この地域はタブレットやスマホを使いこなす人が少ないので、各家庭に配付して、いろいろな情報を発信していけば、住民が便利に、元気になると思います。」
利用者: 東 美好さん(84)
「地域によって、タクシーがなくなった。バスも予約制だが、今回はタッチで呼べるので、いいシステムだ、というのが第一印象でした。タブレットの使い方はまだまだ老人には難しいので、ぜひ会合に何度も足を運んでいただき、利用を促進していってほしい。」
利用者: 池田 香代子さん(60)
「地域の皆様と一緒に体験型プログラムを提案しているのですが、地域の人が観光資源であると思っています。地域の皆さんが職業(仕事)を通しておもてなしをしているが、交通手段がなかった。これからは、(移動中も)おもてなしもできるし、市民のドライバーが温かくお客様を案内していただけるので、うれしく思います。」
ささえ合い交通のサポートを通して、Uberは、地域住民や観光客の利便性の向上や、持続可能な運行方法の確立に貢献し、地域経済の発展や観光立国実現へ寄与していきたいと思います。
投稿者: Keiko