明けましておめでとうございます。謹んで新年のお慶びを申し上げます。

2017年は私たちにとって成長の1年でした。2011年に UberBLACK という、黒塗りのハイヤーによる乗車体験ができるサービスとして始まったものが、現在では 78 を超える国と地域の 600 都市以上で、各土地に合った様々な形で提供されるようになりました。そして、2017 年 5 月 20 日には乗車回数が 50 億回を突破し、大きなマイルストーンに到達しました。また、Uber のアプリ内の実験として始まったフードデリバリーサービスの Uber Eatsも、この1年で非常に大きく成長し、今では 30 の国と地域の 200 以上の都市において、できたての料理を皆様にお届けしています。Uber のアプリ内の実験として始まったサービスが、80,000 軒以上のレストランを日々サポートするグローバルビジネスへと進化しました。

さらに、海外ではピッツバーグ・アリゾナ・サンフランシスコでの自動運転車両の実証実験に加えて、eVTOL(電動垂直離着陸車両)の開発プロジェクト Elevate にも力を入れており、ダラスとドバイそして 2020 年にはロサンゼルスで uberAIR の飛行実験を行うことを発表しました。また、米国宇宙局(NASA)とも連携し、産業パートナーグループの一員として、UTM(無人交通管理)とUAS(無人航空システム)の開発に関する航空宇宙契約を締結するなど、将来の都市交通の在り方の方向性を示した一年となりました。

現在の日本は、超高齢化社会を迎えており、ドアツードアの交通手段の確保が喫緊の課題となっています。また、ラグビーワールドカップや東京オリンピック・パラリンピックを控え、政府が 2020 年に訪日外国人旅行者 4,000 万人を目指すなか、アジアに留まらず多様な国々から日本へのインバウンド観光客が増加すると見込まれます。現在でも、東京における UberBLACKの供給が需要に追いついていない状況にあるほか、日本全国で Uber を利用しようとアプリを開くユーザーがたくさんいらっしゃいます。2018 年には、タクシー・ハイヤー事業者の皆様との連携をより一層進めることで、日本の消費者や日本を訪れる観光客の皆様に安全かつ快適な移動手段の一つとして、Uberのアプリを使った配車サービスの提供を広げていきたいと考えています。

また Uber Eats に関しては、去年の1月には都内6区の一部地域に限られていた提供エリアが、今では東京23区と横浜市の一部地域でもご利用可能となりました。去年1月の時点で150店舗であったレストランパートナーの数も1,500店舗以上に、配達パートナーは1,000名から5,000名にまで増加しました。

今後もサービスを拡大・拡充し、日本の皆様が安全、快適に Uber のテクノロジーとそのサービスをご利用いただける環境を整えられるよう、尽力してまいります。2018年も Uberをよろしくお願いいたします。

Uber
アジア太平洋地域チーフビジネスオフィサー
ブルックス・エントウィッスル