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マーチャント, ストーリー

新店でも注文は伸ばせる!データ戦略が集客アップの起爆剤に

2024年11月29日 / 日本
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HONEYCOMB COFFEE
オーナー 田尾 秀一氏

大崎駅から徒歩 10 分ほどの住宅街の中に、今年 1 月にオープンした「HONEYCOMB COFFEE ハニカムコーヒー」。セミオートのエスプレッソマシンで淹れたコーヒーとバスクチーズケーキをはじめとするこだわりの自家製スイーツが楽しめます。居心地のよい空間とフレンドリーな接客も評判で、週末の午後には満席になるほどの人気店です。

店舗のオープンとほぼ同時期に Uber Eats に加盟された同店では、売り上げ、注文数、注文単価が月を追うごとに上昇しています。店舗の評価も 4.8 とかなり高い数字を維持しています。なぜ Uber Eats に加盟されたのか、そして、どのようにして売り上げや評価などを伸ばし続けていらっしゃるのか。オーナーの田尾氏にお話を伺いました。
  

1.店舗のコンセプトとなぜ駅から少し離れた場所に開店されたのか教えてください。

もともと私はコーヒー業界の人間ではなく、 IT がバックグラウンドの人間なので、店舗のコンセプトを考える際にコーヒーに特化した店ではなく、様々な項目の平均点が高いカフェを作らなければならないと考えました。ドリンクがおいしいのはもちろん、スイーツやフードもおいしい。空間は広さがありゆっくりできる。接客も良く、店内のデザイン性もある。 Wi-Fi や電源がありパソコン作業もでき使い勝手がいい。「HONEYCOMB COFFEE」は「この6点が満たされているお店」というのがコンセプトとしてあり、そのアイコンとして、六角形・蜂の巣を表すハニカムがお客さまに伝わりやすいと思い、この名前になりました。

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店舗の場所は駅から少し離れた場所で、広めの空間が確保できる立地をずっと探していました。いいお店を作れば、 SNS やマップアプリなどオンラインで見つけてご来店いただけると思ったからです。店内は移動しやすいように 1 席あたりのスペースに余裕を持たせた配置をしています。住宅地なのでワンちゃん連れのお客さまや、ベビーカーに乗った小さなお子さま連れのご家族も多くいらっしゃいます。

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2.今年店舗を開店されてすぐに Uber Eats を始められたきっかけを教えてください。

私自身が Uber Eats をよく使っていましたし、需要があると思っていました。やはりこの立地なので、認知が広まり、店舗にお客さまが来ていただくまで時間がかかります。しかし、Uber Eats であれば商圏を広げることができます。ある種こちらからいろいろ打って出ることができるので導入を決めました。実際に始めてみると、「こんなに売り上げが増えるのか」と驚きました。
 

3.注文者のデータを Uber Eats 管理画面上とは別にご自身で管理されているようですが、独自に管理を始めたきっかけを教えてください。

Uber Eats に登録した当初は、本当に少しずつ売り上げが伸びている状態でした。あるとき、「Uber Eats のいろいろなキャンペーンやリスティング広告を運用してみるか」と思い操作を続けたところ、かなり売り上げが伸びていったんです。そのデータ管理にあたり、注文者のデータは Uber Eats 管理画面上で確認できますが、自分の知りたいこと全てを把握できるわけではありません。そこで、自分でデータ収集をはじめたことが管理を始めたきっかけです。現在は全ての注文者のデータを Uber Eats の管理画面から抜き出し、エクセルで細かく管理しています。
今では四六時中 Uber Eats 管理画面と自身で作成したデータを見ています。売り上げを伸ばすためには、注文者のデータを元に数値的なアプローチを常に行っていくことが大切だと思います。

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4.ご自身の作成された注文者のデータで重視していることを教えてください。

毎月の売り上げの新規注文者とリピーターの割合、また新規注文者がその後どのくらいリピートしてくれているか、という 2つを重視しています。いろいろな選択肢がある中で、当店を選んでいただくためにどのような商品ラインナップすることが魅力的かを考え、初めてご注文いただくハードルを少し下げるために新規注文者向けのキャンペーンを行っています。また再度リピートしてもらえるかどうかを満足度を測る指標として見ています。

データ管理では、注文者の今までの注文数、どの月に Uber Eats に登録した人が、その後どれくらい継続的にご注文いただいているのかなどを管理しています。このデータがある程度健全であれば、その時々に応じてリスティングの予算を拡大するなど、いろいろ戦略を考えつつ、バランスを見ながらずっとチューニングを続けています。おそらくですが、このデータ管理を丁寧に行うことが当店の拡大の要因だと思います。もちろん良いサービスをご提供するということが大前提にありますが、そこから先は結構テクニカルなところで伸ばしているのではないでしょうか。一週間単位で数値の管理を行っていますが、新しい試みをすると 3 日ほどで新しい数字が出てきます。そこでもし調子が悪かったらすぐに変更するなど調整を繰り返しています。
自分で言うのもなんですが、本当にずっと管理画面を見ているんですよ。なのでリピーターの注文者様のお名前と注文される商品は全てわかります。店舗にいるときはタブレットを見ていますし、店舗にいなくてもスマホでずっと管理画面を見ています。本当にずっと見続けているので、データの裏にお客さまの人物が見えてきますね。

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5.データ収集と分析を続けることにより、デリバリーの売り上げ拡大につながっていったのですね。デリバリーの注文が増えたことにより、オペレーションに何か変化はありましたか。

現在は店内スタッフを平日は 2 人、週末は 3 〜 4 名で対応していますが、もう少しスタッフを増やした方がいいかなと考えています。現在デリバリーのオーダー数は、オープン当時に想定していた数の 5~10 倍以上にまで拡大しています。思っていた以上に売れるというのはやはりうれしいのですが、オペレーションが大変になっているので、どこまで対応できるのか今後はもっと精査していかなければならないですね。

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6.今後の展望を教えてください。

今後の展望としては、店舗をさらに拡大していこうかと思っています。「HONEYCOMB COFFEE」は少し駅から離れたところに、目的来店型のお店を作ろうというのが戦略の一つだったのですが、次の店舗もそのままの形でやるのか、少しコンセプトを変えて出店するかどうか考えています。今後もカフェ事業を広げていきたいです。
 

7.Uber Eats の加盟を検討しているレストランの皆さまに、メッセージをお願いいたします。

Uber Eats があることにより、店舗の売り上げを最大化できるのだと思います。やはり、店内の席数に限らず売り上げを作っていけるので、デリバリーは思った以上に伸びしろがあるのを実感しています。Uber Eats を始めない理由が特に見当たらなければ、皆さん始められたらいいと思いますね。 私の場合は、Uber Eats は思ったより売り上げが伸びることが分かりました。
私自身も、店の売り上げを伸ばすためにはどうすればいいのか考えて、データの収集、精査以外にも行動を起こしました。 Uber Eats に加盟している店舗の成功事例を探そうと、この Uber Blog にたどり着き、さまざまな成功例を参考にしました。また、Uber Eats サポートセンターへメッセージを送ってアドバイスを求めたこともありました。
いろいろと取り組むことで、店舗の売り上げや評価が向上し、さらなる伸びしろを引き出せるのだと思います。

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まとめ

Uber Eats の売り上げを伸ばすために、あらゆる方法を模索し、ついには Uber Eats 管理画面から独自にデータを収集し分析をし続けている「HONEYCOMB COFFEE」の田尾氏。2024年に Uber Eats に加盟されてから、数か月で想定を上回る売り上げを達成し、高評価を獲得されています。その秘訣は、データと真摯に向き合い続ける姿勢にあると考えられます。後編では、田尾氏が Uber Eats 管理画面上からどのようなデータを集め、どのように活用しているのかさらに掘り下げてご紹介します。

投稿者: Uber

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