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マーチャント, ストーリー

配達パートナーへの感謝の気持ちを忘れず、応援されるお店を目指す

6月14日 / 日本
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アンクープル アングレカム
龍田夫妻

クレープ店「アンクープル アングレカム」を運営している龍田夫妻。Uber Eats への加盟も、売り上げが上がるきっかけとなったプロモーションの適用も、配達パートナーの方々との会話がきっかけでした。現在も配達パートナーの方々と良好な関係を築いている龍田夫妻に、その関係構築の仕方について伺ってみました。

1.配達パートナーの方との会話から Uber Eats の開始を決められたのでしょうか?

はい。オープンしたての頃は、地元のお客さまに認知してもらえればいいという感覚だったのですが、徐々に営業範囲の拡大を視野に入れるようになりました。その際に、Uber Eats ならそれを叶えてくれるのではないかと考えました。配達パートナーの方に、一般に店舗から 4〜5km くらいの場所に商品を届けているケースが多いと教えてもらったことで、Uber Eats だったら徒歩圏より広範囲に商品を届けられることが分かりました。当時はまだ、Uber Eats は今ほど認知度が高いわけではありませんでしたが、同業他社より先に飛び込んだ方がシェアは取れると考え、Uber Eats の開始を決めました。コロナ渦でステイホームが呼びかけられ、デリバリー需要が高まった時期には、すでにレビュー数や高評価の数も多く、注文者様に選んでいただきやすい環境が整っていました。配達パートナーさんたちに出会えていなかったら、きっとUber Eats を始めようと思わなかったと思います。始める前に気になったことを配達パートナーさんたちとの会話で解消することができたのも大変助かりました。

2.梱包で工夫をされていることはありますか?

Uber Eats を始める前に、他店の商品をデリバリーで頼み、どのような梱包をしているのかを勉強しました。ビニール袋での梱包が多い中、たまたま 1 店舗だけ商品を紙で梱包されていました。それがすごく良いと思ったので、当店でも紙での梱包を採用しました。頂くレビューにも、「おいしかった」だけではなく、「梱包が良かった」にもチェックが入っていることが多いので、注文者様は梱包も重視しているのではないかと思います。
Uber Eats を始めた頃は自転車でのデリバリーが多かったため、配達パートナーが前傾姿勢で運ぶことなどを考慮した結果、梱包の仕方も型崩れがしにくく安定性を重視した形にしています。

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また、店舗では、商品のお渡し時にお客さまにお声をかけて、なるべくコミュニケーションを図るようにしていますが、Uber Eats では注文者様に直接声をかけることができないので、メッセージカードを添えたり、レビュー返信をしたりするなど、できる範囲で感謝の気持ちを伝えるようにしています。

3.配達パートナーの方々との関係構築のために何か行ったことはありますか?

配達パートナーの方が商品を運んでくれることで、私たちは調理をすることに専念できます。その感謝の気持ちも込めて、少しの糖分補給になればと、チョコレートのお菓子を渡すようになりました。それが配達パートナーさんたちの間で噂となり、SNS で話題になったんです。その後、北は北海道から南は宮崎まで、全国から配達パートナーをされている方々がお店に来てくださり、「大阪には配達パートナーに優しい店があると聞いて食べに来ました」とおっしゃっていただいたこともあります。逆に配達パートナーさんから差し入れをもらうこともありました。

デリバリーも人がつなげて成り立つサービスだと思うので、何か一言でいいので気配りの言葉を添えるなど、相手のことを思う気持ちを持つことが大切だと思います。配達パートナーの方がピックアップに行きたい、と思ってもらえる店を目指していきたいです。

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4.龍田様にとって Uber Eats はどんな存在ですか?

Uber Eats に加盟することで、売り上げをアップさせることが当初の目的の一つでしたが、今思えば一番の財産は「人との出会い」です。Uber Eats を始めてから、世代を超えたさまざまな方たちと交流するようになりました。かなり年下の世代や、他業種だけれど副業で配達パートナーをやっている方など、店舗で営業していただけでは出会うことのなかった人たちとのご縁が生まれました。中には、結婚報告などのプライベートなお話を伝えにきてくださった方もいます。また、「ステイホームのときに頼んでいたけれど、やっとお店に来ることができました」と来店してくださった注文者様もいらっしゃいました。デリバリーサービスでありながら、交流の輪が広がるという副産物が生まれたのは、想定外の喜びです。

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5.これから Uber Eats を始めようと思われているマーチャントパートナーの方々へメッセージをお願いします

私たちの場合は Uber Eats を始めたことにより、多くの人たちとの出会いが生まれ、それに伴い売り上げも伸びていきました。今後 Uber Eats を始めようと考えている方へは、ぜひ配達パートナーとも良い関係の構築を心がけてほしいと思います。配達パートナーとの間に上下関係はなく、彼らとコミュニケーションをとることでアドバイスがもらえるし、現場のリアルな声を聞くことができます。ただ商品を受け渡しするだけという一過性のものではなく、仲間として良い関係を築いてもらいたいです。

6.今後、何か目指されていることはありますか?

例えるなら、パワースポットのような店になれたら良いなと思います。例えば、落ち込んでいたけれどここのクレープを食べたらパワーがわいてきたとか、食べた人をハッピーにできるようなお店になりたいと思っています。そして、当店のこだわりの味をより多くの方に知ってもらいたいです。当店のクレープ生地は、喫茶店で働いていた時に作っていたフレンチトーストのレシピをベースに作っているので、生地だけでも食べ応えがあり、最後の一口までおいしいです。それを、もっと多くの方に知っていただけたらうれしいです。

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まとめ

配達パートナーの方々との何気ない会話の中からビジネスチャンスのヒントを得て、売り上げを伸ばされた龍田夫妻。配達パートナーは仲間であり対等な関係であると語る龍田氏の話から、デリバリーだけではなくビジネスにおいて大切な本質を学ぶことができたような気がします。どんな役割の方にも対等に接することや、ご縁を大切にすることが好循環を生み、ビジネス成功へのきっかけとなるのかもしれません。
 

投稿者: Azusa Miura

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