【2016年2月26日に富山県南砺市とUberの共同で発表をしたプレスリリースを以下に掲載します。】

富山県南砺市、新たな地域公共交通の推進を目的とした調査、研究を実施
〜Uber Japanと協定を締結し、タクシー配車や

ボランティア市民ドライバーによる自家用車を利用した

無償シェアリング交通などの実証実験を開始予定〜

富山県南砺市(富山県南砺市、市長 田中 幹夫、以下南砺市)は、新たな地域公共交通の推進を目的として調査・研究を行うことを、2016年2月26日に発表しました。併せて南砺市は、スマートフォンを活用したハイヤーやタクシーの即時手配サービスを提供するUber Japan株式会社(本社: Uber Technologies社(米国カリフォルニア州)/日本(Uber Japan株式会社):東京都渋谷区、執行役員社長 髙橋 正巳、以下: Uber)と協定を締結しました。

Uberが提供するドライバーと利用者をマッチングするスマートフォンアプリを活用し、タクシー配車や、ボランティア市民ドライバーによる自家用車を利用し無償を前提としたシェアリング交通などの実証実験を南砺市で実施すべく、調査研究を進めてまいります。

南砺市では、高齢化・過疎化が進む中、南砺市営バス(愛称:なんバス)を運行し、一部地域ではオンデマンド運行を実施するなど、地域住民の移動ニーズに応えてきました。しかし、既存サービスだけでは公共交通の利便性に関する満足度が高いとは言えない状況にあり、採算性にも課題があります。 そこで南砺市では、Uberのスマートフォンアプリ内でドライバーと乗客をマッチングする機能を利用することにより、利便性の向上を目指します。

また、北陸新幹線の開通やインバウンド政策が功を奏し、南砺市でも外国人来訪者が増加傾向にありますが、二次交通においては、言語や現金のやりとりなどの課題があります。35言語に対応し、クレジット決済機能をもつUberのアプリを導入することにより、二次交通の課題を解決し、さらなる外国人旅行者のモビリティの向上を目指します。

今後は、スマートフォンアプリを利用した新たな交通オプションを提供していくことにより、地域の交通課題解決に加え、地域経済の活性化のみならず、観光立国実現や地方創生などに貢献していく所存です。

*2016年2月12日〜14日に南砺市利賀地区にて開催された南砺利賀そば祭りにて、Uberの配車システムを使い、お祭りのボランティアとしていらした学生の方向けに、市民のボランティアドライバーによる無償シェアリング交通を期間限定で実施しました。ボランティアドライバー、利用者の声をビデオにまとめていますので、ぜひチェックしてください。
(撮影協力: DJI / KEYWEST