Uber Eats、配達パートナー向け「フラットレート」の試験導入を主要都市で実施
記事作成者:Uber Eats Japan合同会社(以下、Uber Eats Japan)は2025年9月9日(火)より、配達パートナー向けの新しい報酬制度「フラットレート」の試験的な導入を、東京・大阪を含む全国9都市にて新たに実施します。
フラットレートは、あらかじめ設定された1時間あたりの報酬レートに基づき、実配達時間(配達リクエストを承諾してから配達が完了するまでの時間)に応じて配達報酬が決まる新たな仕組みです。従来の1件ごとの報酬制度に加え、任意の新たな選択肢として、よりシンプルで分かりやすい報酬制度を求める配達パートナーに向けて導入することとなりました。本フラットレートは2025年8月4日(月)に仙台、横浜で小規模に開始し、このたび他の主要都市でも小規模に開始いたします。これら試験導入が行われる都市においても、従来の報酬制度はこれまで通り提供されます。
従来の報酬制度では、配達に費やす予定時間、受け取り場所やお届け先の数、注文数や配達できる配達パートナーの数、天候など、さまざまな内的・外的要素に基づき配達報酬が決定されます。一方、フラットレートでは、事前に決められた1時間あたりの報酬レートに基づき、実配達時間に応じて報酬が支払われます。よりシンプルでわかりやすい報酬制度を希望する一部の配達パートナーの声を受け、試験的導入を決定しました。従来の報酬制度と配達リクエストの種類に違いはありません。また、配達報酬に加え、インセンティブやチップもこれまで通り全額が配達パートナーの収入となります。
フラットレートを適用するには、まず配達パートナーは希望する時間帯をUber Driverアプリで事前予約します。該当の都市で、予約した時間枠の間に通常通りアプリをオンラインにすると、配達報酬が自動的にフラットレートに切り替わります。予約した時間帯が終了すると、自動的に通常の報酬制度に切り替わります。フラットレートの適用中は、1時間に1件まで配達リクエストを拒否またはキャンセルすることができます。それを超えた場合、フラットレートの適用が自動的に終了し、通常の配達ごとの報酬に戻りますが、そのことを理由に配達パートナーが不利益に取り扱われることはありません。また、予約した時間内であれば、フラットレートの適用を遅れて開始したり、途中で終了することもできます。
Uber Eats Japanでは、よりシンプルな報酬制度を希望される一部の配達パートナーに、フラットレートをご活用いただくことで、加盟店とのマッチング時間を短縮し、注文者へ迅速に商品をお届けできるようになり、結果として顧客体験の向上につながることを期待しています。
フラットレートは試験的な導入の段階であり、Uber Eats Japanは配達パートナーの稼働状況やフィードバックを受けながら、仕組みの改善と最適化を継続してまいります。
今後も、10万人のアクティブ配達パートナーにとって柔軟で選択肢のある働き方を実現しつつ、利用されるお客さまにも信頼されるサービス提供を目指してまいります。
フラットレートの報酬計算例:実配達時間あたりのフラットレートが1,900円で、配達リクエストを承諾してから配達完了まで15分(0.25時間)かかった場合、報酬は475円(チップやインセンティブなどは別途加算)
試験導入詳細*
実施都市:札幌、東京、岐阜、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡(仙台、横浜でも実施中)
開始日:9月9日(火)
時間帯:11:00-13:58、14:00-16:58、17:00-19:58など(都市・実施日により異なる)
報酬レート:実施日・時間帯により異なる
予約枠:都市・実施日・時間帯により異なる
対象者:対象都市で登録・稼働している配達パートナー
*現時点での内容であり、今後変更される可能性があります。