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テクノロジーとイノベーションを通じて、Uber は都市の交通を変革し始めました。Uber は、サービスを展開する 600 以上の都市で様々な目標をともにし、共通の課題である、交通アクセスの拡大や自動車所有の削減、政府機関による交通関連への投資計画へのサポートの実施などに取り組んでいます。

CEO に就任してから、私は長期的なスパンで都市との真のパートナーになれるように尽力する方針を明確に打ち出してきました。このパートナーシップは、時間の経過とともに様々な形をとることでしょう。そのスタートとして、Uber が提供するサービスの一連のアップデートをご紹介します。今回のアップデートには、乗客の皆様が車を持たずにあらゆる場所へ移動するためのこれまで以上の選択肢や、Uber と都市との新たなコラボレーションの方法が含まれます。


ライドシェアのその先へ

指先のタップ一つで選べる、様々な移動の選択肢を持つことは、車を持たない生活をぐっと身近なものにしてくれます。それこそ Uber が、アプリ内に移動に関する様々な機能を集約し、個人の車の保有に代わる選択肢を提供したいと考える理由です。この Uber の新たな方針の一部として、3つのアップデートを発表します。

JUMP を使った Uber Bike の拡大:

4月11日から、ドックレスの電動自転車共有サービス JUMP を起用したUber BikeをワシントンDCに拡張します。今年、サンフランシスコに初めて導入されており、ワシントンDCの Uber ユーザーは、Uber のアプリを通じて直接電動自転車の検索や予約ができるようになります。スペースが限られ、渋滞が発生しやすい密集した都市では特に、自転車は便利で環境にやさしく、しばしば車よりも速い交通手段である JUMP Bikes の導入にはとても期待しています。

Getaround による Uber Rent:

4月末よりサンフランシスコで、カーシェアリングサービス Getaround によって運営される Uber Rent を開始します。車はGetaround の技術を利用して手軽にアクセスできサンフランシスコ全域の人々によってシェアされます。Uber のアプリですぐに車が借りられるため、ちょっとした買い物や昼間の気分転換、週末の行楽のためだけに車をガレージに停めておく必要のある人は少なくなります。

Masabi とのパートナーシップ:

Uber のユーザーがアプリ内で乗り継ぎの予約や利用ができるよう、公共交通機関のモバイルチケットの世界的リーダーである Masabi との提携に署名しました。多くの人々にとって、都市の移動は複数の交通機関が関連します。この提携により、ユーザーがどこへ向かおうと、公共交通とライドシェアのような様々な交通手段をシームレスに結びつけます。

 

データの共有

1つのアプリ上で様々な移動の選択肢を持てることはユーザーにとって心強いことですが、それだけではサービスを提供する都市の交通自体を改善するには不十分だと認識しています。Uber は、こうした都市における公共機関に対して、Uber のテクノロジーやインサイトを用いた価値あるフィードバックを行うことが必要だと考えています。

SharedStreets Pilot:

都市との良好なコラボレーションは、オープンで非独占的なデータの取り扱いや、成果を共有するための再現可能なモデルの構築に掛かっています。Uber はワシントンDCの運輸局、For Hire Vehicles、SharedStreets と協業し、民間と行政による新たなコラボレーションや、乗客と運転手のプライバシー、業界の競争環境を尊重したデータの共有について、これまでにない方法を創出していきます。ワシントンDCでは、すべての交通手段の最適化についてのデータを共有する、実証実験を開始しています。効率的な交通環境をより深く理解することは、世界中のあらゆる都市が、個人が所有する車に依存するのではなく、もっと多くの人がシェアされた交通手段の組み合わせにアクセスすることができる来たるべき将来に備えることに役立ちます。Uberは、ワシントンDCとの協業で学んだことをベースに、SharedStreets のデータ解析手法を活用して、他の都市のデータに関するパートナーシップをサポートすることを期待しています。

Uber Movement の拡大:

Uber Movement が新たに5つの大陸と12の都市(アムステルダム、バンガロール、ブリスベン、カイロ、ハイデラバード、メルボルン、ムンバイ、ナイロビ、ニューデリー、パース、ピッツバーグ、トロント)での利用が可能になります。昨年導入された Uber Movementは、匿名化されて集約された Uber のデータを紹介するウェブサイトです。異なる時間帯、日毎、月毎の交通状況や、大きなイベント、道路の通行止めなどにより、移動時間がどのような影響を受けるかを確認することができます。Uber Movement は都市開発に携わる方や地域のリーダー、市民のコミュニティーがその都市のために十分な情報に基づいた決断を下すための一助となります。

将来、都市環境がどのようにあって欲しいかを考えるとき、Uber はより多くのことができるはずだと感じています。テクノロジーとデータだけでは、都市が抱える様々な問題の解決策にはなりません。しかし、それらが適切に用いられ、他と力を合わせれば、すべての人にとってのよりよい世界に貢献する可能性を秘めています。Uber は都市とともに前進していくことに胸を躍らせています。