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マーチャント, ストーリー

商品にファミリー感を出し、いろんな層に届く商品作りを

2023年12月30日 / 日本
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お菓子屋さんとカフェ シモキタシマイ
姉/藤井典氏
妹/柏﨑真氏

ポストコロナの時代となった今、このフェーズを勝ち抜いていくためには、店舗とデリバリーの両方で売り上げを増やしていくことが大切です。その施策の一環として Uber Eats では、個人から家族にターゲットを拡大しています。
店舗とデリバリーを両立させ、個人と家族をターゲットにして売り上げを伸ばしている「お菓子屋さんとカフェ シモキタシマイ」さんにお話を伺いました。
 

1.シモキタシマイさんが Uber Eats を使うようになったのはどうしてなのですか?

藤井氏:当店は、2006 年に母が「FUMIZ KITCHEN」というお店をオープンさせたのが始まりです。なので、2023 年で 18 年目になります。両親の他界をきっかけに、私たち姉妹で引き継ぎ、2020 年に「お菓子屋さんとカフェ シモキタシマイ」として再出発しました。

柏﨑氏:母は、1989 年に料理・洋菓子研究家としての歩みをスタートさせました。1994 年に現在「シモキタシマイ」がある東京都世田谷区代沢、いわゆる下北沢に一軒家を建てて拠点を移し、テイクアウトをメインとした洋菓子店「FUMIZ KITCHEN」を開業しました。

藤井氏:母は 9 年間の癌との闘病生活を続けておりましたが、もう先は長くないということが見えてきたころ、いつかお店を継ぐことを見据え、妹は社会人生活の合間に洋菓子の専門学校に通って製菓を学びました。

柏﨑氏:母が存命の頃から仕事のやり方、想いは受け継いで行かないといけないと考えていました。学生時代からお菓子作りの手伝いをしたりと、母の仕事は私たちの生活の延長線上にありました。

藤井氏:ところが、「シモキタシマイ」がオープンした 2020 年は、新型コロナウイルス感染拡大の真っただ中でした。今は全日営業していますが、開店当初は週に 3 日に絞った営業。「シモキタシマイ」としてリスタートするときにお店を改装し、イートインスペースも設けたのですが、全ての席を解放できず、限定するしかない状態でした。
そのような状態で上限の売り上げも見えてきて、実店舗だけでないお客さまへのリーチ法を考えた時に、Uber Eats さんが頭に浮かびました。プライベートでも Uber Eats さんを利用していたため、その利便性を感じていました。それに加え、当時 Uber Eats で洋菓子を扱っているお店が少なかったんです。さまざまな方々にお話をお聞きし、「もしかしたら、新規参入すれば良いところまでいけるのではないか?」と思ったのが Uber Eats さんを始めたきっかけでした。
他にもデリバリーサービスはありましたが、Uber Eats さんが一番、導入しやすかったんです。システムが使いやすく、UI (ユーザーインターフェース) が良かったのでスムーズに始めることができました。

柏﨑氏:コロナ禍という苦難を余儀なくされた状態からのスタートだったので、良い状況を知らなかったのも良かったと思っています。もしかすると、Uber Eats さんでの売り上げは他のお店さんより低かったかもしれないけれど、私たちとしては「凄いじゃん」と前向きに考えられました。そこに自信を持てたところがあります。

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2.実店舗と UberEats の両立は、どのようにされているのですか?

藤井氏:特に実店舗だから、Uber Eats さんだからと意識せず、同時並行的に両立させています。お店は毎日、11:00 から 18:00 までの営業です。ただし、Uber Eats さんでの販売は 30 分早く切り上げています。

柏﨑氏:在庫が少なくなってくると、Uber Eats さんでの販売は一時的にストップすることもあります。実店舗で販売し、Uber Eats さんでは販売を止めることができるので、判断しながらコントロールしています。

藤井氏:工房は常時稼働して製造を続けているので、厳密な在庫管理はしておりません。ただし、人気の商品はおひとり様 1 個までと制限をかけさせていただくことはあります。

柏﨑氏:実店舗と Uber Eats さんの両方で販売することで、商品の回転率が上がり、常に新鮮な商品を提供できるのも大きなメリットです。

藤井氏:実店舗が満席の時に Uber Eats さんでのご注文が入ると、実店舗での作業が大変になることもあるのですが、両立は変わりなく続けていくつもりです。どちらも大事だと考えています。

柏﨑氏:お店と Uber Eats さんを併用する良さも感じています。ある常連さんの方が、「いつもなら誕生日に『シモキタシマイ』のケーキを買うのだけれど、風邪をひいてしまい、買いに行けない。だから、Uber Eats さんで頼んだ」と教えてくださいました。Uber Eats さんでも機械的なやり取りではなく、お客さまとコミュニケーションが取れるんだなと実感しました。お客さまと心を通わせることができてとてもうれしいです。
それも実店舗と Uber Eats を併用しているからこその良さだと思います。

藤井氏:私たちもお客さまがお誕生日でいらっしゃることを知った際には、ショップカードに「お誕生日おめでとうございます」と書き添えるようにしています。オンラインでありながらオフライン的なやりとりもできるのが Uber Eats ならではの面白さだと思います。
また、実店舗は小田急線・井の頭線の下北沢駅からも、田園都市線の三軒茶屋駅からも徒歩 15 分の距離にあり、閑静な住宅街に位置するため、知る人ぞ知る存在でした。それが、Uber Eats さんを利用することによって「シモキタシマイ」をより多くの方に知っていただけるようになりました。

柏﨑氏:Uber Eats さんを利用することで、お店に行かなくてもケーキが買えると好評です。コロナ禍でリモートワークをされている方のご利用も多く、お仕事中の休憩時間にスイーツを食べたいという方にご好評いただいております。

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3.他の飲食店とどのように差別化されていますか?

柏﨑氏:「シモキタシマイ」の特徴として商品のラインナップが多いことが挙げられます。常時、焼き菓子、生菓子を合わせて 30 種類くらいの豊富なラインナップをそろえています。
「シモキタシマイ」は、“日常の延長線上にありながらもちょっと日常から抜け出した、心華やぐスイーツと心安らぐ空間。皆さまの日常に溶け込む「いつものとなり」な洋菓子店”をコンセプトとしているので、日常に寄り添い、毎日、飽きのこない味ながら、気取った味ではなく、毎日のひと息つくシーンで楽しんでいただけるさまざまなフレーバーは大切にしていきたいと、「シモキタシマイ」を始めた当初から思っていました。

藤井氏:ニーズに合わせて新商品を開発しており、最近では新しくグルテンフリーの商品を開発しました。

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これはどちらかというとファミリー層、特に小さなお子さまや、強い味を好まれないお年寄り向けの商品です。商品ラインナップにファミリー感を出すことで、幅広い年齢層の方に届く商品作りをしています。
また、最近では贈答用の焼き菓子セットを Uber Eats さんでも販売させていただいております。急にお友達が家に来ることになった、どこかのお宅にお邪魔することになった、でも買いに行く時間がない、というときにご利用いただいています。Uber Eats さんで頼んだ焼き菓子セットを贈答用に利用する。それは他のお店にはない特徴かなと思っています。「いつものとなり」がコンセプトですが、ちょっと特別なシーンにも合う商品も取りそろえています。

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まとめ

実店舗と Uber Eats を併用する良さを感じているという、シモキタシマイさん。実店舗と Uber Eats の両方のお客さまを大切にする、という気持ちが表れています。その気持ちもきっと、お母さまから学んだのでしょう。また、お客さまのニーズを新商品に取り入れ、幅広い年齢層やシーンを想定した豊富なラインナップをそろえることにより、多くのお客さまに愛されるお店づくりができているようです。細かい心配りがあるからこそ、「シモキタシマイ」にはファンが多いのだと納得させられました。
 

投稿者: Uber

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